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マンションから一戸建てへの住み替えに失敗しないためのコツとは?

マンションから一戸建てへ住み替えようと考えている人も多いのではないでしょうか。
スムーズに進めるためには、マンションと一戸建ての特徴を理解した上で住み替えする必要があります。
本記事ではマンションや一戸建ての特徴や、住み替えをするメリット・デメリットなどについて解説します。
マンションから一戸建てへ住み替えるときに必要な内容を紹介していますので、住み替えを検討している人はぜひ参考にしてください。

マンションと一戸建てとの違い

マンションと一戸建てとの違いは、次の表のとおりです。

項目 マンション 一戸建て
騒音問題 起きやすい 起きにくい
眺望 良いケースが多い 基本的に眺望はない
セキュリティ問題 高い 低い
月々の負担金 管理費・修繕積立金 なし
駐車場代 かかるケースが多い 自宅にあれば無料
建物の修繕工事 組合がおこなう 自分でおこなう

マンションと一戸建ては相反する部分が多く、マンションと一戸建てどちらに合っているのは人によります。
マンションと一戸建ての特徴を把握して、自分に合っているのはどちらか確認してから住み替えをおこないましょう。

マンションから一戸建てに住み替えるメリット

マンションから一戸建てに住み替えるメリットは、いつくもあります。
メリットに魅力を感じる場合は、マンションから一戸建てへの住み替えを検討してみましょう。

騒音問題が起きにくい

一戸建ては隣と隣接しておらず、マンションのように音が響きにくく騒音問題になりにくいという特徴があります。

建物は民法の規定により、境界線から50センチ離して建築しないといけません。
また、都市計画法の定める地域によっては、1、2m離さないといけないエリアもあります。

ただし、例外規定により、建物と境界との間を空けなくてよいケースもあるため注意しましょう。
防火地域や準防火地域に、外壁が耐火構造になっている建築物を建てる場合などです。

土地の資産価値が残る

建物は古くなるほど価値が低くなり、一定期間を経過するとゼロに近くなります。
そのため、値段の上がっていない地域にあるマンションは、築年数が古くなると資産価値が無くなっていきます。

しかし、一戸建てには土地があり建物の価値がなくなったとしても、土地の価値が残るためゼロにはなりません。
資産価値を気にする人は、土地の値段が安定している地域の一戸建てを購入するとよいかもしれません。

使用料のかからない庭が手に入る

マンションには庭がなく外で作業をしたり、子どもと遊んだりすることが難しいケースもあります。
仮に庭があったとしても専用庭使用料がかかり、金銭的に負担です。

しかし、一戸建てであれば敷地に庭をつくり、作業したり子ども遊んだりすることが可能です。
良く外で作業をする人などは、使用料のかからない庭付きの一戸建てが合っています。

マンションから一戸建てに住み替えるデメリット

マンションから一戸建てに住み替えるメリットは多くあるものの、デメリットもあります。
デメリットを確認し、あまり影響を受けないと感じるのであれば、マンションから一戸建てに住み替えることを検討してもよいでしょう。

建物の価値は一戸建ての方が早く下落する

建物の資産価値は建物の構造によって下落率が異なり、一戸建ての方が早く下落する場合もあります。

マンションの多くは鉄筋コンクリート造か鉄骨鉄筋コンクリート造で建築されており、一戸建ての多くは木造です。
国が税金の計算のために定めた居住用建物の耐用年数では、鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造は47年、木造は22年です。

つまり、木造はマンションに比べ、2倍の早さで価値が落ちていきます。
もちろん維持修繕の状態にもよって下落率は異なりますが、一戸建ての方が早いことを知っておく必要があります。

修繕費を自分で貯めなければいけない

一戸建ては自分で修繕費を貯蓄しなければいけません。

マンションであれば管理組合が修繕してくれますが、一戸建ては自分で修繕しなければいけません。
適切な修繕をしないと建物が傷み、寿命が短くなってしまいます。

貯蓄が苦手な人は修繕費を貯めるのも難しいため、一戸建てはある程度、貯蓄する能力がある人に合っています。

防犯性能が落ちる

マンションには管理室やオートロック、防犯カメラなどが設置されており、防犯性能が高い建物です。
そして、外部から侵入しにくい構造をしているため、安心して暮らせます。

しかし、一戸建ては防犯設備が整っていないケースや、外部から敷地内に侵入しやすい構造になっています。

一戸建てに住む時には、防犯設備を整えたり、ホームセキュリティーを導入したり対策が必要です。

マンションから一戸建てに住み替える時に失敗しないためのコツ

マンションから一戸建てに住み替える時には、失敗しないためのコツがあります。
どのようなコツがあるのか理解し、スムーズな住み替えを実現していきましょう。

売り先行で新居をじっくりと探す

マンションから一戸建てに住み替える時には、「売り先行」で新居をじっくりと探しましょう。

「売り先行」とは、自宅を売却し仮住まいに移ってから新居を探す方法です。
自宅を売却してから仮住まいに移るため、毎月の管理費や修繕積立金、住宅ローンを払わずに済みます。

もし先に新居を購入して引っ越してから家を売却すると、前の家の管理費・修繕積立金・住宅ローンと新居の住宅ローンを払う必要があります。
これは相当な負担であるため、マンションから一戸建てに住み替える時には、売り先行で進めたほうがよいでしょう。

余裕をもったスケジュールを立てる

住み替えをするときには、余裕をもったスケジュールを立てましょう。

新居の条件にこだわると、希望の物件を見つけるのに時間がかかってしまいます。
時間がかかればかかるほど、管理費・修繕積立金や仮住まいの家賃が増えます。

そのため、余裕をもったスケジュールを立て、それにあわせた資金計画も立てておきましょう。
焦って新居を購入し、後悔してしまうことは避けなければいけまけません。

信頼できる不動産会社に住み替えの依頼をする

住み替えをする時には、信頼できる不動産会社に売却と購入の依頼をしましょう。

住み替えは売却と購入のタイミングを合わせることが重要です。
買い手がすぐに見つかっても新居が見つからない場合は進められませんし、逆もまた同じことです。

しかし、タイミングを合わせるには不動産会社の売却力と買い手の探索力の高さが必要になります。
どちらも兼ね備えた不動産会社はそこまで多くはないため、信頼できるかどうかを調べながら依頼しましょう。

売却も購入も信頼して任せられる不動産会社に、住み替えを依頼することが非常に大切です。

マンションから一戸建てに住み替える時にはコツを押さえよう

マンションから一戸建てに住み替える時には、コツを押さえておくことが重要です。

住み替えるときのコツは、次のとおりです。

  • 売り先行で新居をじっくりと探す
  • 余裕をもったスケジュールを立てる
  • 信頼できる不動産会社に住み替えの依頼をする

住み替える時に特に大切なのは、信頼できる不動産会社に依頼することです。
信頼できる不動産会社であれば、住み替えをスムーズに行うための方法もアドバイスしてくれます。

マンションから一戸建てに住み替えを検討する時には、まず信頼できる不動産会社を探すところから始めていきましょう。

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