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不動産買取の流れを解説

不動産買取の流れがわからず、不安を感じている方も多いでしょう。
不動産買取は、あらかじめ手順を把握しておけば、スムーズに売却を進めやすい方法です。本記事では、査定依頼から引き渡しまでの流れ、必要書類や起こりやすいトラブル事例まで解説します。
仲介との違いや注意点もまとめているので、売却方法を検討する際の参考にしてください。
不動産買取の流れを解説|売却完了までの全体像
不動産買取は、問い合わせから引き渡しまで一定の手順に沿って進みます。売却完了までの流れを確認しましょう。
1.情報を集めて売却方針を決める
不動産買取とは、不動産会社が物件を直接購入する売却方法です。仲介のように買い手を募集する必要がないことから、転勤や相続などで期限が決まっている場合や内覧対応が難しい場合に適しています。
一方、不動産会社がリフォームや再販売を前提に買い取るため、売却価格は市場価格より低くなる傾向があります。時間がかかっても市場価格に近い価格で売りたい場合は、仲介が向いているでしょう。
価格とスピードのどちらを優先するかを明確にし、自分の状況に合う売却方法を検討してください。
買取の仕組みや仲介との違いについては、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:不動産買取とは?仲介との違いを紹介
2.不動産会社に査定を依頼する
査定には、資料だけで金額を算出する「机上査定」と、実際に物件を訪問して調べる「訪問査定」の2種類があります。両者の違いは以下のとおりです。
| 項目 | 机上査定 | 訪問査定 |
|---|---|---|
| 査定方法 | 資料や周辺相場をもとに算出 | 実際に物件を訪問して調査 |
| 価格 | 周辺相場をもとにした参考価格 | 建物の状態を反映した提示価格 |
| 向いているケース | まずは相場感を知りたい場合 | 売却を前提に具体的な金額を知りたい場合 |
買取では、建物の劣化状況や室内の状態が価格に直結するため、訪問査定を依頼するのが基本です。査定時には、築年数や設備状況をまとめておくと、査定額が算出しやすくなります。
机上査定は1〜3日程度、訪問査定は1週間前後で結果が出るのが一般的です。
3.提示された買取価格を確認する
査定後に提示された金額は、1社の結果だけで判断するのは避けましょう。買取価格は不動産会社ごとに差が出るため、複数社の提示額を並べて比較するのが基本です。
自分で事前に周辺の売却事例を調べておくと、提示された金額が妥当かどうかの判断ができます。価格面の比較をおこなったうえで、次の契約段階へ進みましょう。
4.契約内容・特約を確認し売買契約を結ぶ
売買契約では、以下のような複数の条件が記載されます。
- 買取金額
- 手付金の額
- 引き渡し日
- 契約不適合責任の免除の有無
これらの内容は、後から変更できない前提で締結されるため、事前に十分確認することが重要です。
とくに特約欄には、引き渡し条件や残置物の扱い、決済までのスケジュールなどが個別に定められている場合があります。価格だけでなく、こうした条件も含めて契約内容を確認しましょう。
契約書に記載される特約や確認事項については、事前に記載の内容について打合せを行い書面で残しておくと、契約書チェックの際に役立ちます。打合せ記録はトラブル防止に役立ちますので、了解を得て録音したり議事録を残しておくことをおすすめします。
契約書を受け取ってすぐに署名するのではなく、内容を持ち帰って確認する時間を確保することが大切です。口頭説明と契約書の記載内容が一致しているかも必ず確認してから署名してください。
5.引き渡しに向けて必要書類を準備する
決済・引き渡しに向けて、事前に用意しておきたい主な書類は次のとおりです。
- 登記済権利証(または登記識別情報)
- 物件購入時の売買契約書
- 物件購入時の重要事項説明書
- 建築確認済証
- 物件の間取り図
- 設備の仕様書
- 固定資産税納税通知書
- 本人確認書類(運転免許証・パスポートなど)
- 印鑑証明書(発行から3か月以内のもの)
- 住民票
- 住宅ローン残高証明書(ローンがある場合)
印鑑証明書には有効期限があるため、取得のタイミングには注意が必要です。必要書類に不足や誤りがあると、決済が延期されるケースもあります。
6.代金を受け取り物件を引き渡す
決済当日は、以下のような流れで引き渡しがおこなわれます。
- 司法書士が必要書類の最終確認する
- 手付金を差し引いた残代金が指定口座へ振り込まれる
- 固定資産税などの日割り精算や各種費用の支払いをおこなう
- 売主側で着金を確認する
- 司法書士が登記手続きをおこなう
- 鍵と関係書類を渡す
引き渡し前日までに、荷物の搬出と公共料金の清算を済ませておくと当日がスムーズに進みます。
不動産買取に必要な期間の目安
不動産買取は、仲介と比べて売買契約から決済までの期間が短い点が特徴です。空き家で引き渡し可能な状態であれば、相談から約3週間で売却代金を受け取れる場合もあります。
一方で土地の売却では境界確認や再建築可否の調査が必要で、1か月程度かかるケースもあります。抵当権抹消手続きや引っ越し、相続登記の状況次第で完了時期が変わるため、事前に確認しておきましょう。
買取を検討する際は、必要書類の準備やローン残債の確認、精算にかかる時間などを事前に把握しておくとスケジュールが立てやすくなります。
不動産買取で発生する諸費用一覧
不動産買取では仲介手数料は発生しませんが、以下の費用は売主が負担する場合もあります。
| 費用の種類 | 内容 | 費用の目安 |
|---|---|---|
| 印紙税 | 売買契約書にかかる税金 | 1〜3万円程度 |
| 譲渡所得税 | 売却益に対してかかる税金 | 売却益×所有期間5年超で20.315%、5年以下で39.63% |
| 登録免許税 | 抵当権抹消登記にかかる税金 | 不動産1件につき1,000円 |
| 司法書士依頼料 | 登記手続きの代行費用 | 1〜3万円程度 |
| その他費用 | 引越し、ハウスクリーニング費用など | 荷物の量や時期によって変動 |
譲渡所得税は、売却価格から取得費や売却費用を差し引いた利益に対してかかる税金です。マイホームの売却では3,000万円の特別控除が使えるため、税負担が生じないケースもあります。
住宅ローンが残っている物件を売却する際は、抵当権の抹消手続きが必要です。登録免許税や司法書士への手数料も含めて準備しておきましょう。
参照:No.1440 譲渡所得(土地や建物を譲渡したとき)|国税庁
参照:No.3302 マイホームを売ったときの特例|国税庁
不動産買取を進める前に知っておきたい注意点
不動産買取を検討する前に、押さえておくべき3つのポイントを確認しましょう。
不動産買取は仲介より価格が下がる場合がある
不動産買取では、売却価格が市場価格より低くなる傾向があります。不動産会社が買取後にリフォームや解体などの費用を見込んだうえで価格を算出するためです。
一方で、内覧対応や売却活動の手間が不要で、スピーディーに現金化できる点は買取ならではの強みです。
価格とスピードのバランスを踏まえ、自身の状況に合った売却方法を検討しましょう。
即時買取と買取保証の仕組みを理解しておく
不動産買取には「即時買取」と「買取保証」の2種類があります。それぞれの仕組みは以下のとおりです。
| 種類 | 仕組み |
|---|---|
| 即時買取 | 不動産会社が直接物件を買い取る |
| 買取保証 | まず仲介で買主を探し、一定期間内に売れなければ不動産会社が買い取る |
相続や転勤など期限が決まっている場合は即時買取が向いています。できれば高く売りたいが、売れ残るリスクは避けたい場合は買取保証が選択肢になります。
自分のスケジュールや優先事項にあわせて方式を選ぶことが大切です。
不動産買取を安心して進めるためのポイント
納得のいく形で買取を進めるために、次の2つのポイントを押さえておきましょう。
売却前に相場感を把握し提示価格を判断する
査定額が妥当かどうかを判断するには、事前に周辺の売却相場を調べておく必要があります。相場を知らないまま査定を受けると、提示された価格が低くても気づけないためです。
国土交通省が運営する「不動産情報ライブラリ」や「REINS Market Information」では、過去の取引価格を無料で確認できます。
相場との差が大きいと感じたら、査定額の算出根拠を確認するのが基本です。説明が曖昧で根拠を示せない業者には注意してください。
複数社に査定を依頼して価格や条件を比較する
買取価格は業者によって差が出るため、1社だけの提示額で判断するのは避けましょう。複数社に査定を依頼すると価格の相場感がつかめるだけでなく、引き渡し時期や荷物の扱いといった条件面の違いも比較できます。
また、査定時の対応や説明の丁寧さも、業者の信頼性を見極める判断材料になります。価格だけでなく条件や対応の丁寧さも含めて、総合的に判断しましょう。
まとめ
不動産買取は、査定依頼から引き渡しまで一定の手順で進む売却方法です。仲介より価格が下がる傾向がある一方、スピードや手間の少なさが強みです。
即時買取と買取保証の違い、ローン残債の精算方法、諸費用の内訳を事前に把握しておくと、手続きが始まってから慌てずに済みます。
不動産買取の検討や売却・購入をお考えの方には、地域密着で豊富な実績を持つ「ポラスの不動産買取」がおすすめです。売却と購入をワンストップで対応しており、状況にあわせたサポートが受けられます。
将来のライフスタイルを見据えながら、納得のいく売却を目指しましょう。
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